テーマは財務諸表からのIR研究です。

倉田ゼミとは、産業能率大学の倉田洋教授によるゼミナールです。2年次後期から4年次後期まで活動していました。倉田ゼミを志したきっかけは、教授の人柄に惹かれたからです。もともと講義を二つ受講しており、その際に語られた教授の経歴が銀行員を経て起業、そして上場といったとても冒険的な内容で聞いていてとてもわくわくしたため、この教授のもとでもっと学びたいと思いました。
倉田ゼミでは、自由の裏側には必ず責任が伴うが、それを踏まえて主体的に行動していくという「自由と主体性」を合言葉に活動しています。
様々なプロジェクトを年間通じて取り組むことができるため、多角的な視点・マルチに活動する力を身に付けることができました。

倉田ゼミの大きな特徴は①疑似企業経営②豊富なプロジェクトの2つです。

①疑似企業経営
ゼミの組織と言えば、ゼミ長・副ゼミ長をはじめとする運営が基本的ではありますが、私の所属している倉田ゼミでは社長・副社長を中心とした経営企画室が運営を行っていきます。この取り組みには、社会に出た際に既に組織感覚を身に付けておけるようにといった意図があります。そして1年間を3つの期間に区切るため、様々な部署や役職を経験でき、ゼミ生全員が一度は必ず経営企画室に所属します。経営企画室は毎週経営会議を行い、今週一週間のゼミの運営をどのように行っていくかを話し合います。そして決定事項を部下に伝達、円滑にゼミの活動が回るように働きかけます。

私は1期でプロジェクト推進本部長を務め、倉田ゼミが抱えている様々なプロジェクトが円滑に進むよう、チームのメンバー決めからビジネスコンテストのエントリー管理など、幅広い業務を担当しました。部署のメンバーに仕事を振ること、報告を受けること。今まで所属していた組織では経験したことのない重みを味わうことができ、貴重な経験となりました。

②豊富なプロジェクト
倉田ゼミでは一年を通じて常にプロジェクトに取り組んでいます。時には二つ以上のプロジェクトを同時に進行することもあります。倉田ゼミで私が取り組んだプロジェクトは以下のとおりです。

〇2年後期
・日経STOCKリーグ(1回目)
・CSVコンテスト(1回目・現在は終了)
〇3年前期
・オープンゼミ企画
・ラムラプロジェクト
・ダイナムインターンシップ
・十勝帯広プロジェクト
〇3年後期
・日経STOCKリーグ(2回目)
・CSVコンテスト(2回目)
・ゼミ合宿運営

様々なプロジェクトに関わらせていただきましたが、この中から抜粋して2つ紹介します!

①十勝・帯広プロジェクト
十勝・帯広プロジェクトとは、夏休み期間に1週間、十勝・帯広地方にある企業に訪問し、その企業の抱える経営課題を解決するPBL型のインターンシッププロジェクトです。私は十勝・帯広でその名が広く知られている老舗ゼネコン企業である萩原建設工業株式会社様にお世話になりました。そこで「広報の力で建設業界を盛り上げたい」というテーマを頂き、具体的な広報戦略の立案を行いました。社内や現場を見学させていただき、様々な社員の方にインタビューを行って見えてきた現行の広報の課題を元に、どのように改善していくべきかを社内広報と社外広報の二つの観点から提案を行いました。
頂いたテーマをかみ砕いて「建設業界が盛り上がる=働き手が増え業界が活力で溢れること」と定義づけ、働き手を増やすため業界の魅力が伝わるような社外広報と、現在の従業員自身が建設業の魅力に気づけるような社内広報を行うべきと結論付けたところ、副社長から今回の取り組みを本格的にコンサル企業に依頼すると300万円ほどの価値があると評価していただきました。今まで私は、課題は出すことを目標に取り組んでしまっていました。しかし、今回のプロジェクトにて、実際に結果を出すこと、そしてその結果が評価されることの大切さと達成感を学ぶことができました。


②日経STOCKリーグ
日経STOCKリーグとは、野村総合研究所と日本経済新聞社による株式投資の学習を目的とするビジネスコンテストです。チームで設定したテーマを元に、投資家向けに今後どのような銘柄に投資すればどのような未来が待っているかを論文に落とし込んでいきます。我々のチームは「AI×?=!」というテーマで、AIを様々な業種に導入して効率化を図ることで、人間にしか生み出せない価値をさらに提供できるのではないかを考えました。結果は一次予選通過で入選には至りませんでしたが、全力で取り組むことができました。

投稿者 imiyu__def

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