私は現在、産業能率大学に在学しています。
東急東横線の自由が丘駅が最寄で、そこから20分ほど歩いた先にあります。
実は、私は高校入学当初は大学へ進学するつもりは全くありませんでした!
高校2年生の頃に父が起業し、社長という職業が身近な存在になったことをきっかけに
経営に興味を持ち、経営学部のある大学への受験を決めました。
産業能率大学は、実学主義といって座学ではなくアクティブラーニング中心の授業が特徴的です。授業の中に必ずグループワークや発表の場があり、自分の考えをまとめるだけではなく、誰かに伝えることが当たり前に行われています。ペーパーテストではなくプレゼンテーションでのテストも多く、授業を通じて自分自身のスキルを高めることができます。
特に面白いと感じた授業を3つご紹介します!
①初年度ゼミ PBL
1年間に3つのPBL(Project Based Learning)を基礎ゼミと呼ばれるクラスの中でチームを作り活動していきます。PBLとは企業から与えられた課題を学生の学びを活かして解決する方法を提案します。
産業能率大学は入学式の3日後にはPBLが始まります。
私たちに課せられた課題は、「サンゴ礁に優しい日焼け止めの広報戦略立案」でした。
入学早々の、まだ相手のこともよく知らず仲も深まっていないタイミングで、一つの成果を挙げることはとても難しく、自ら積極的にコミュニケーションすることの重要性を学びました。
そしてゼミの中でプレゼンテーションを行い、優勝したチームがゼミ代表として学年全体でのプレゼンテーションを行います。
このように、入学してから3日など関係なく、アクティブラーニングが当たり前に行われているのが産業能率大学の特徴だと思います。

②プレゼンテーションの方法
プレゼンテーションの方法では、プレゼンテーションを効果的に行う方法を学びます。
プレゼンテーションと聞くと、話すことがメインに考えがちですが、この授業では聴くことにも意識を向け、質問の仕方や質疑応答の対応方法まで学習しました。授業内では、グループでのプレゼンテーションと個人でのプレゼンテーションを行い、学生からの投票で順位が決定します(これが成績に影響します)。個人プレゼンテーションでは、好きなモノをお勧めするというテーマだったので、テレビ番組「有吉の壁」をプレゼンテーションしました。50人近い学生の中で3位の結果を残すことができました!

③二年次ゼミⅠ 調査研究報告書
二年次ゼミⅠとは、初年度ゼミと同じ教授・メンバーと共に学ぶ2年前期に開講される授業です。2年後期から始まる二年次ゼミⅡは、自分の入りたいゼミにエントリーする形で配属が決まります。その際に必要になるのが「調査研究報告書」という論文です。二年次ゼミⅠの授業内で構成を学び、一人で約20000字のレポートを書き上げます。産業能率大学には卒論が無いため、二分の一卒論とも呼ばれています。この二分の一卒論をエントリーの際に教授に提出するため、学生は目標のゼミの一員となるために本気で取り組みます。
調査研究報告書のテーマは「業界トップ企業とその他の企業を多角的視点からの比較」で、1年間で学んだ財務データの読み取り方、様々な分析方法などの知識をフル活用して書き上げました。私は大和ハウス工業株式会社と住友林業株式会社を選択し、なぜ同じような事業内容にもかかわらず売上高に大きな差が生まれているのかを分析しました。約20000字ものレポートを一人で書き上げたことは後にも先にもないですが、貴重な経験になりました!
